内臓周りは脂肪の合成・代謝が活発。

内臓脂肪と皮下脂肪はともに、エネルギーを貯蔵するという大事な役目を持っています。両者の違いは、貯蔵が一時的か長期的かという点。皮下脂肪は、いざという時に備えて長期的にエネルギーを蓄える脂肪で、よく定期預金に例えられます。
対する内臓脂肪は、一時的に蓄える普通預金。日々の活動に使うエネルギーを、すばやく出し入れするために蓄えられています。

脂肪細胞から分泌される
アディポサイトカインのバランスが重要！

また、内臓脂肪の蓄積は、〝アディポサイトカイン〟という物質の分泌異常を起こします。アディポサイトカインとは、脂肪細胞から分泌される生理活性物質の総称。脂質や糖の代謝に関係しており、皮下脂肪に比べて内臓脂肪でより多く作られています。
このアディポサイトカインにも様々な種類があり、身体に良い働きをする善玉物質もあれば、過剰に分泌されることで、健康に悪影響を及ぼす悪玉物質も存在します。内臓脂肪が溜まると、それらの分泌バランスが崩れ、善玉物質が減少。逆に悪玉物質が増えて、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中といった様々な疾患を引き起こすのです。

内臓脂肪を効率よく減らすには？

こわい内臓脂肪ですが、皮下脂肪に比べると、運動によって減らしやすいという特徴があります。脂肪を効率よく燃焼させるならウォーキングやアクアビクス、軽いジョギングなどの有酸素運動がおすすめ。これまで運動習慣がなかった人は、まずは手軽にできるウォーキングから始めてはいかがでしょう。

高麗人参が内臓脂肪の減少をサポート。

また高麗人参には、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす効果があります。これは、ジンセノサイドが腸管からの脂肪吸収を阻害するとともに、肝臓での脂質排泄を促し、脂質の合成を防ぐ作用を持つためです。

運動習慣と高麗人参パワーで効率よく内臓脂肪を減らし、肥満を予防・改善しましょう。