研究開発室では11名のメンバーが高麗人参と真摯に向き合っています。有用成分ジンセノサイドの機能性を研究し、それを最大限に活かすための加工技術を模索。品質の高い製品を提供し続けるために製造・品質管理のレベルアップを図るなど、その活動は実に多彩です。ここでは、2015年の3大ニュースを中心に研究開発室の主な取組みをご紹介します。
1.成分組成で日本特許取得
高い実感力を実現した従来にはない成分バランス。
2015年2月に初めて、有用成分ジンセノサイドの組成で日本特許を取得しました。長年にわたる研究の成果について「今までにない新規性」と「容易に真似できない進歩性」が認められたことは、研究開発室にとって大きな喜びです。
特許内容を具体的にいうと、40種類以上あるジンセノサイドの中でも特にジンセノサイド Rb1、プレミアムジンセノサイドRg3 (S) 、Rg2 (S) の3つの成分を、一定のバランスで一定の量以上含むというものです。この3つの成分を一定のバランスに保てば、その他の成分も自然と理想的なバランスになり、各成分が効果的に働くようになります。この成分組成は国際特許出願も果たしており、現在、米国、ヨーロッパ、中国、韓国にも特許申請中です。
醗酵高麗人参の成分組成でも取得。
さらに、5月には「醗酵高麗人参」に含まれるジンセノサイドの組成について日本特許を取得しました。次ページでもご紹介しますが、醗酵高麗人参は、希少なプレミアムジンセノサイドを豊富に、バランスよく含むのが特長。今回、日本特許を取得した内容は、プレミアムジンセノサイドGyp XⅦ、COを一定のバランスで一定の量以上含むというもので、この成分組成により、幅広い症状に対して、すばやく効果を発揮することが期待できます。
特許取得を支えた高度な分析技術。
理想的な成分バランスを追求するには、各成分の種類や量を分析する技術が必要です。研究開発室では、40種類以上あるジンセノサイドのうち32種類が分析可能。この技術は日本屈指と自負しています。