Ginseng ジンセン 2015年晩夏号

tilemenu バックナンバー一覧へ
 
home 研究開発室トップへ

今すぐ役立つ健康講座①脳卒中を引き起こす「動脈硬化」。

今すぐ役立つ健康講座①脳卒中を引き起こす「動脈硬化」。

高血圧や肥満など生活習慣病が進むと、動脈硬化のリスクが高まります。動脈硬化は、寝たきりの原因第1位である脳卒中の引き金となるので、しっかりとケアしましょう。


血管が詰まり、血液の流れが滞る。

動脈とは、心臓から出る血液を全身に運ぶ血管で、身体のすみずみまで酸素や栄養素を届ける重要な役割を担っています。健康な動脈は弾力性があり、しなやかですが、老化が進むと弾力性が失われて硬くなります。また、内部に悪玉コレステロールなどの物質が沈着したり、血栓が生じたりして血管が狭くなると、血液の流れが滞ってしまいます。このような状態が動脈硬化です

血管イメージ

拡大

動脈硬化は全身の動脈で発生しますが、特に起こりやすいのが、脳や心臓。脳の動脈硬化が進むと、脳の血管が詰まる脳梗塞や、脳の血管が破れる脳出血といった脳卒中が起こります。
動脈硬化は、次の3つに分けることができます。

◎粥状(じゅくじょう)硬化

動脈の構造

動脈の内膜に、コレステロールなどの脂肪がドロドロの粥状物質になって溜まり、血管が狭くなります。大動脈や脳動脈、冠動脈など比較的太い動脈で起こります。

◎中膜(ちゅうまく)硬化

動脈の中膜に、カルシウムが溜まって硬くなります。大動脈や、足や首の動脈に起こりやすく、血管壁が破れることもあります。

◎細動脈(さいどうみゃく)硬化

脳や腎臓の中の細い動脈が硬くなります。主に高血圧が原因で起こります。

 
動脈硬化を予防、改善する高麗人参。

動脈硬化を引き起こす危険因子として挙げられるのが、まず肥満です。内臓脂肪が多くなると、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増えて、動脈硬化につながります。また、高血圧や糖尿病なども要注意です。
高麗人参は、こうした動脈硬化の原因となる症状を改善します。まずは、血液循環を改善し、基礎代謝を向上させて肥満を解消。血液をサラサラにする働きは、高血圧の改善にも役立ちます。また、高麗人参の有用成分ジンセノサイドRb1、Rb2、Rcを糖尿病ラットに与えた実験では、血糖値、総コレステロール、中性脂肪値などに低下が見られ、糖尿病への有用性が確認されています。