⃝醗酵の基礎知識

醗酵菌のパワーで食品の機能性がアップ。

醗酵に関わる微生物のことを醗酵菌といい、代表的なものの一つが麹菌です。麹菌は味噌やしょうゆなどの製造に使われ、日本の「国菌」に認定されています。実は研究開発室が開発中の醗酵高麗人参も、麹菌を活用しています。
醗酵食品は麹菌の他に、ヨーグルトやチーズ、キムチなどに使われる乳酸菌、ビールやワイン、パンの酵母菌、納豆の納豆菌などさまざまな微生物によって作られています。

醗酵食品の魅力は栄養価や有用性が高いこと。それは、醗酵の過程で、身体にいい成分ができるからです。例えば、味噌なら、大豆のタンパク質が分解されてアミノ酸やペプチドに。同じ大豆でつくる納豆には、特有のナットウキナーゼという酵素が含まれます。

⃝醗酵高麗人参 開発の背景

希少な有用成分は摂取しにくい!?

醗酵高麗人参のお話をする前に、高麗人参の有用成分ジンセノサイドについてご説明します。40種類以上あるジンセノサイドの中には、プレミアムジンセノサイドという、生の高麗人参にほとんど含まれない種類もあります。この種の成分は通常、腸内でジンセノサイドの糖鎖が分解されることで誕生しますが、腸内環境が悪いと分解が進まず、生まれにくくなります。実際、韓国での試験(※)では、４割近くの人が分解に問題を抱えていました。

より多くの人が効果を実感できるように。

弊社では、この問題を克服すべく、様々な技術でプレミアムジンセノサイドをあらかじめ含んだ素材を作りました。しかし、数あるプレミアムジンセノサイドの全てを生み出すことはできず、人によっては効果を感じにくいこともありました。
そんな方にも実感していただきたいと考えて、開発しているのが醗酵高麗人参です。醗酵技術を活用すれば、従来の技術では得られなかった種類のプレミアムジンセノサイドも生み出せます。その結果、これまで以上に多くの方が実感できるようになるのです。