風邪やインフルエンザが流行する冬。細菌やウイルスなどの感染を防ぐためにも、免疫力の強化は欠かせません。近年、免疫力の強さは、腸の状態に大きく左右されることがわかり、医療機関でも腸の健康が重要視され始めています。
腸内環境の悪化が免疫力を低下させる。
人間の身体は、口から肛門までがひとつなぎになった、トンネルのような造りをしています。その通過点である腸は、常に病原体となる細菌やウイルスの危険にさらされているといっても、過言ではありません。そのため腸内には、これらの病原体と闘う数多くの免疫細胞が存在しています。
ところが年齢を重ねたり、栄養が偏った食生活や喫煙、過度の飲酒など、悪い生活習慣を続けていると、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れて、悪玉菌が優位な状態に。すると腸内環境が悪くなり、免疫細胞の働きが低下してしまうのです。
腸内環境は、ストレスの影響大?
免疫力のカギとなる腸内環境は、加齢や生活習慣に加え、ストレスにも影響されます。過度のストレスを受けた時、体内ではコルチゾールというホルモンの分泌量が増加。増え過ぎたコルチゾールは、自律神経の1つである交感神経を刺激し、消化や排便を妨げます。すると腸に老廃物が溜まり、腸内環境が悪化するのです。
腸内環境を整え、免疫力を高めるには、お風呂にゆっくり浸かる、しっかりと睡眠をとるなどのストレス対策が重要。その上で、腸の中をキレイにする食物繊維や、善玉菌を増やす発酵食品などを積極的に取り入れましょう。
ジンセノサイドRb1、Rg1が、免疫力を高める。
◎腸内の乳酸菌の増殖を促す
乳酸菌が増えることで悪玉菌が減り、腸内環境が整います。
◎自律神経を整える
自律神経の働きを正常にし、便秘を解消。腸内がキレイになり、免疫力が高まります。
◎ホルモンバランスを調整する
高麗人参は脳下垂体に働きかけて、コルチゾールの過剰な分泌を抑え、腸内環境を正常にします。