Ginseng Report -01- 大学との共同研究の進展 Ginseng Report -01- 大学との共同研究の進展

紅参熟成エキスの口腔内への影響を研究 紅参熟成エキスの口腔内への影響を研究

口の中の免疫力を高める。

同志社大学の市川寛教授とは紅参熟成エキスの口腔内への効果を研究しています。市川教授は「第76回日本栄養・食糧学会大会」にて、口腔内の免疫細胞に与える紅参熟成エキスの効果を発表されました。

口腔には免疫細胞の一種である好中球が存在します。好中球は、ウイルスや細菌などの異物が侵入してくると、その異物を食べて自ら発生させた活性酸素で殺菌する働きがあります。

今回の実験で、紅参熟成エキスには直接的に活性酸素を産生させる力はないものの、好中球の働きを良くして活性酸素量を増大させることが明らかに。このことから、高麗人参が好中球の働きを促進して、口腔の免疫力を高める働きを持つ可能性があることがわかりました(試験①)。

口腔の抗酸化のメカニズムを解明。

好中球が発生させた活性酸素をそのままにしておくと、たんぱく質を酸化させたり遺伝子を損傷させたりなど身体に悪影響を与えます。そうならないために欠かせないのが「抗酸化能」です。
過去に実施した試験で「紅参熟成エキスが唾液中の抗酸化能を高めること」「紅参熟成エキスの摂取により短鎖脂肪酸を産生させる腸内細菌を増加させること」が確認できました。そこから「紅参熟成エキスが直接的に作用して唾液の抗酸化能を高めている可能性」と「腸内細菌の働きによって生まれる短鎖脂肪酸を介して、口腔の抗酸化能を高めている可能性」を考えました。
試験の結果、紅参熟成エキスは唾液の抗酸化能に直接作用していないことが明らかに。一方で、腸内細菌の働きを促すことで短鎖脂肪酸の一種・酪酸を介して、間接的に口腔の抗酸化能を高める可能性が確認できました。また酪酸の濃度が高くなるにつれて、より大きく力を発揮することもわかりました。この内容は「第22回抗加齢医学会総会」にて学会発表されました。

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