はじめに知っておきたい!認知症の基礎知識。
加齢による物忘れと、認知症は別物です。
認知症と聞くと、「最近、忘れっぽいし…」「人の名前を覚えられない」と不安に思う方がいるかもしれません。しかし、そうした「加齢による物忘れ」と「認知症」は違います。認知症は老いに伴う病気の一つ。様々な原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることで、記憶・判断力の障害などが起こり、生活に支障が出た状態です。例えば、体験したこと自体を忘れたり、物忘れの自覚がなかったりする場合、認知症の可能性があります。
特に近年問題になっているのが、アルツハイマー型認知症。というのも、脳血管性認知症については、発症原因となる病気(脳梗塞、脳出血など)が治せるようになってきたものの、アルツハイマー型には未知な点が多く、決定的な対処法が見つかっていないのです。また、アルツハイマー型を引き起こすアミロイドβは、年齢とともに脳に蓄積するため、平均寿命が高まるにつれ、自然と罹患率も高まることに。高齢化社会においては、アルツハイマー型への対策が大きな課題といえるでしょう。
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