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高麗人参の効果

様々な症状に効果を発揮する高麗人参

高麗人参の効果

様々な症状に効果を発揮する高麗人参

高麗人参が「脂質異常症」を改善

「死の四重奏」と呼ばれる疾病

平成24年度の国民健康・栄養調査によりますと、血清総コレステロールが240㎎/㎗以上の脂質異常症の人の割合は、男性9.8%(608万人)、女性14・7%(963万人)です。

この10年間、男性患者数は大きな変化は見られませんが、女性は減少傾向にあるようです。

しかし、やっかいなことに、脂質異常症には自覚症状がほとんどありません。一般的に、脂質異常症は血液がドロドロの状態のことで、そのまま放置すると動脈硬化が進行し、種々の重篤な疾患を発症していきます。すなわち、中性脂肪が多い人は脂質異常症をはじめ、糖尿病、肥満、高血圧の「死の四重奏」と呼ばれる疾病を併発してしまう危険性が高くなります。この四つの疾病は虚血性心疾患や脳卒中の大きな危険因子とされており、危険因子は重なるほど危険が高くなるのは当然と言えます。これらがいずれも異常と診断された人の場合、虚血性心疾患や脳卒中になる可能性は正常な人の約30倍以上になると言われていることから、常に中性脂肪値を注意しておく必要があるのです。そのためには食生活の見直し・改善や適度な運動が不可欠です。

脂質異常症とは

2007年に高脂血症から脂質異常症に改名されました。血液中に含まれる脂質が過剰もしくは不足している状態を指します。

健康な人はLDL‐Cが140㎎/㎗未満、HDL‐Cが40㎎/㎗以上、中性脂肪が150㎎/㎗未満です。特にLDL‐Cが多過ぎると動脈の壁の中に溜まり動脈が厚く硬く脆くなり動脈硬化を引き起こすので、「悪玉コレステロール」と呼ばれます。

一方、HDL‐Cは酸化されて変性したLDL‐Cを取り除き肝臓へと運ぶ役割があり、動脈硬化の予防につながるので「善玉コレステロール」と呼ばれます。

中性脂肪はそれ自体は動脈硬化の原因にはなりませんが、中性脂肪が多いとHDL‐Cが減ってLDL‐Cが増えやすくなり、間接的に動脈硬化の原因となります。血液中のこれらの脂質が異常でも、通常症状は現れません。知らず知らずのうちに、全身の血管が傷つけられ、主に動脈硬化となって現れます。動脈硬化が進むと、心臓や脳等の血液の流れが悪くなります。そして、ある時突然、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞等の発作が起き、QOL(生活の質)が低下したり、時には死に至ることもあるのです。

脂質異常症のタイプ

<1>高コレステロール血症

血液中の総コレステロール値が高いタイプです。現在WHO(世界保健機関)、アメリカ、日本のガイドラインはいずれも総コレステロール値には注目していません。

<2>高LDL-コレステロール血症

コレステロールの担体(容器)である低比重リポ蛋白(LDL)が血液中に多く存在するタイプです。コレステロールの検査値の中では唯一心血管疾患の絶対的危険因子であり、他の検査値であるHDL、中性脂肪と比較して明らかに重要度が高いものです。

<3>低HDL-コレステロール血症

血液中の高比重リポ蛋白(HDL)が少ないタイプです。特に女性において心血管疾患の重要な危険因子となりえます。

<4>高トリグリセリド(中性脂肪)血症

血液中にトリグリセリド(中性脂肪)が多く存在するタイプです。内臓脂肪型肥満の人に多く見られます。

最近はLDL‐Cが正常値でも心筋梗塞が多発していることからLDL‐C値が正常=安心ではなくなっています。そこで注目されているのが、LDL‐C値をHDL‐C値で割った「LH比」です。血管の内壁を内視鏡で撮影したものを見ますとLH比が1.0以下だとツルツルで、1.5を上回ると血管の壁にコレステロールの輪ができ、2.0を超えるとコレステロールの塊が血管全体にこびりつきます。そして2.5を超えるとコレステロールの塊がいつ破裂するかわからない状態になります。
従ってLH比は1.5未満を目指すことが望ましいと言われています。

脂質異常症と高麗人参

脂質異常症の患者に高麗人参を投与しますとLDL‐Cや中性脂肪を有意に低下させ、HDL‐Cを上昇させることが明らかになっています。その作用は高麗人参が持つ複数の作用によるものと思われますが、主に、腸管にて吸収されなかったジンセノサイド類が腸管からの脂肪の吸収を阻害することがわかっています。一方、腸管から吸収されたジンセノサイド類により肝臓での脂質排泄促進作用や脂質合成阻害作用等が行われ、コレステロールや中性脂肪の量が微妙に調整されているものと考えられます。

日生病院・院長、山本昌弘先生は糖尿病者49例を含む67例の脂質異常症患者に高麗紅参粉末を2.7g/日投与し、2年間にわたり追跡されました。

結果は、総コレステロールや中性脂肪が有意に減少し、HDL‐コレステロールも有意に上昇しました。また動脈硬化指数も6ヵ月後基準内の4以下になりました。

高麗人参は西洋医薬のような副作用もなく、穏やかな作用で血中脂質の調整を行いますのでQOL(生活の質)を落とすことがなく、理想的な予防・治療食品と言えます。ただし、食生活の改善や適度の運動が前提であることは言うまでもありません。

弊社研究開発室にて行った血中中性脂肪の変化

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