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高麗紅参がPM2.5の毒性を軽減!
-PM2.5による細胞の死滅を、ジンセノサイドRg1が抑える-
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- 論文タイトル「Ginsenoside Rg1 reduces toxicity of PM(2.5) on human umbilical vein endothelial cells by upregulating intracellular antioxidative state.」
雑誌 Environmental Toxicology and Pharmacology 2013 Jan;35(1):21-9.
著者 Li CP, Qin G, Shi RZ, Zhang MS, Lv JY.
所属 The Fist Clinical Hospital, Shanxi Medical University, Taiyuan 030001, Shanxi Province, China. -
この春、ニュースなどで大きく取り上げられているPM2.5(微小粒子状物質)。
PM2.5には有害物質が含まれており、かつ、非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、肺がん、呼吸器系への影響に加えて、 循環器系への影響が懸念されています。
そんな中、「ジンセノサイドRg1は、PM2.5の毒性を軽減する効果がある」という論文が発表されました。
ジンセノサイドRg1のPM2.5への効果が明らかに!
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この研究では、PM2.5からの抽出液をヒト培養細胞に与えて、各PM2.5濃度で細胞がどの程度死滅するのかを調べました。 さらにその時にジンセノサイドRg1を加えると、細胞の生存率にどのように影響するのかを検証しました。
その結果、PM2.5濃度が100μg/mL以上になると、PM2.5濃度が増えるにつれて細胞が多く死滅することがわかりましたが、 同時にジンセノサイドRg1を加えておくと死滅する細胞が少ないことがわかりました。
つまり、ジンセノサイドRg1は、PM2.5の細胞への毒性を和らげる効果があることがわかりました。
- 論文タイトル「Ginsenoside Rg1 reduces toxicity of PM(2.5) on human umbilical vein endothelial cells by upregulating intracellular antioxidative state.」