金氏高麗人参(株)研究開発室トップ>文献コーナー>不整脈の改善 (金子 仁 先生の最近の研究論文)
- Is Korean Red Ginseng a Medicine Which Regulates Heart Rhythm?
― A Consideration through Several Clinical Experiences ―
(いくつかの臨床経験を通しての考察) -
- Therapeutic Research vol.33 no.7 2012
Hitoshi Kaneko
Kaneko Heart Clinic (要約)
薬用人参は自律神経・内分泌系を制御することにより、人での血行状態を改善するだけでなく、恒常性維持を保持することが良く知られている。著者は常に薬用人参、特に高麗紅参(KRG)は多分洞結節機能を改善し、そして種々の不整脈を防止すると考えていた。同時に著者はKRGは洞結節の過活動と異所性の興奮を抑制することにより頻脈性不整脈を改善すると考えていた。一方、徐脈性不整脈においてはKRGはダメージを受けた洞結節の撃発活動の回復により適度なリズムを回復すると考えられる。この研究では著者は日常の臨床業務において、いくつかの経験を通して不整脈の治療に関するKRGの効能を証明することを目的とした。結果として、KRGは頻脈性不整脈と徐脈性不整脈の両方とも改善することが明らかとなった。著者はこの経験から、KRGが主の薬剤として又は付加的な薬剤として使用されても、KRGは標準的な治療では難治性の不整脈治療に対する一つの処置として有益な価値を持つと結論した。
- Therapeutic Research vol.33 no.7 2012